« 「ペール・ギュント」あらすじ | トップページ | 第21回定演、終わりました »

2009年1月12日 (月)

ブラームス交響曲第一番

学校の音楽の時間で「ドイツ3大B」としてバッハとベートーヴェン、そしてブラームスの3人を習うことがあります。

ブラームスはベートーヴェンの後継者と呼ばれることが多く、この第1番交響曲が、ハンス・フォン・ビューローから

 「ベートーヴェン最後の第9番交響曲を継ぐ『第10番交響曲だ』」

と賞賛されたのは有名な話です。

 

ブラームスは、若くから作曲を始めました。

しかし、交響曲だけはなかなか作曲できず、この第1番交響曲は着想から完成までに実に21年をかけました。

これは、ベートーヴェンの交響曲があまりにも傑作だったので、それがブラームスへのプレッシャーになったためだ、といわれています。

 

米子管弦楽団がこの曲に取り組む練習の中で、松尾先生は、次のように語っています:

~~~~

ブラームスの曲は、特に歌曲が素晴らしく、歌のパートが重なる合唱曲は美しく感動的です。

歌ではなく楽器の曲の場合も、各楽器の音楽にそれぞれ素晴らしい「歌」があります。

それが上手く重なり絡み合うときに感動的になります。

この、全てのパートに出てくる様々な短い「歌」の重なりが、ブラームスの持ち味です。

 

ブラームスは交響曲を完成するまでに年を重ねました。

これは、交響曲にはあまりに数多くの「歌」があるため、ブラームス自身、それを一つにまとめ上げる解決方法を作り上げるのに時間がかかったからではないか、と思います。

こうして20年以上をかけて完成させた交響曲は、さすがに素晴らしい傑作です。

 

ブラームスの交響曲の魅力は「歌」ですから、単に譜面を「キチンと」弾いても魅力が引き出せません。

ある意味では映画音楽のように、ロマンティック(感情的)に、センチメンタル(感傷的)に、生の感情をぶつけて、ブラームスの魅力を引き出しましょう。

~~~~

 

私たちは、こんなドラマチックなブラームスをお届けしたいと考えています。

さて、本番の演奏会ではどうなりますでしょうか?

 

 

|
|

« 「ペール・ギュント」あらすじ | トップページ | 第21回定演、終わりました »

曲目紹介など program」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/519518/27047495

この記事へのトラックバック一覧です: ブラームス交響曲第一番:

« 「ペール・ギュント」あらすじ | トップページ | 第21回定演、終わりました »